PIC32の開発環境はMicrochip社のMPLAB X IDEとプラグインのHarmonyを使用します。 Harmonyは自動でアプリケーションの骨組み(FrameWork)を作ってくれます。初めはコードばかり多くなっていやなやつと思っていましたが、やっとこ 慣れてきて今は、TimerやADCなどのコードを自動で組み込んでくれるありがたい存在になってきました。
ツールのインストール
2023年6月現在 PIC32もMCCでコード作成が出来るようになってます。
をインストールします。それぞれのリンクページの下のほうにDownloadsタブがあります。
MPLAB IDEを立ち上げてFileタブのNewProjectをクリックして32-bit MCC Harmony Projectを選択します。
ManageFrameworkの設定が開くのでFrameworkPathにあらかじめ適当に作っておいたMCC用のフォルダーを指定します。後でここに必要なコンテンツがダウンロードされます。
プロジェクトを保存する場所を指定します。
使用するPICを指定してFinishをクリック。
Select MPLAB Harmonyをクリックします。
Finishをクリックすると、先ほど指定したフォルダにダウンロードが始まります。>印をクリックすると進捗状況がわかります。
終わるとMCCの画面が開きます。左側のタブのGenerateをクリックするとコードが作成されます。
作成されたコードのmain.cです。
HarmonyのV2を使用するには
をインストールします。それぞれのリンクページの下のほうにDownloadsタブがあります。
Harmonyは普通にインストールするとC:\microchip\harmony\v2_05\(バージョンで異なります)に入りますが、インストール後にMPLAB IDEでプラグインとして登録する必要があります。
IDEのTools -> PluginsをクリックしてDownloadedタブのAdd Pluginをクリックし、C:\microchip\harmony\v2_05\utilities\mhc内のnbmファイルを開き、Installをクリックしてインストールします。
Harmonyで作ったプロジェクトでPICKit4を使用すると、DEBUGは動くのに、書き込みしてもうごかないので、作られたconfigの部分をいじってみました。
system_init.cファイル内のConfiguration Bitsのところにあります。
/*** DEVCFG0 ***/
//#pragma config DEBUG = OFF ⇦コメントにしたら動きました。
#pragma config JTAGEN = OFF
#pragma config ICESEL = ICS_PGx1
#pragma config PWP = OFF
#pragma config BWP = OFF
#pragma config CP = OFF
/*** DEVCFG1 ***/
#pragma config FNOSC = FRCPLL
#pragma config FSOSCEN = OFF
#pragma config IESO = OFF ⇦PICKit4をつないだままの時これもコメントにしたら動きましたが、はずすと動きません。なのでこのままにしてPICKit4をはずすしかないです。